千住のコンテンツ感想ノート

美術展・ゲーム・書籍等の感想

その他書籍

神田茉莉乃作品集 間にある言葉

神田茉莉乃さんの作品に出会ったのは、伊勢丹新宿店アートギャラリーの展示「誰も開けなかったキャビネット」です。狙って行ったわけではなく、バレンタイン催事場の順番待ち中に偶然たどり着きました。 https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/art/ar…

【男性論6冊連続ブックレビュー】男の先輩と喧嘩した

その男性は職場の先輩であり、パートとして入ってきた私を、知性ある人間として丁重に扱ってくれた。当時、非正規雇用で体が弱く貧しい身なりの私を一人前扱いしてくれる男性はほとんどいなかった。彼がくれた古本で私は資格を取得し、入社試験にトップで受…

射精道

Amazonを見ていたら唐突におすすめされ、その場で購入しました。大学一年生のときは精液検査を専攻しようと思っていたくらい、精液の好きな女でした。最初の恋人が適切な対応で性への肯定的な感覚を育てくれたおかげだと思います。結局精子から転じて遺伝子…

基本情報技術者試験おすすめ参考書等

基本情報技術者に合格しました。今どこかぽかんとしながら机の上を片付けているところです。追い込みの反動か現実味がありません。 私はIT企業勤めでもITエンジニアでもありません。今まで接してきたIT系の皆さんの、勉強して当たり前、得た知識は広めて当た…

【人間性への信頼】心の病気ってなんだろう?【中学生の質問箱】

Twitterで名著と評判だったので買ってみました。予想以上の名著でした! 心の病気ってなんだろう? (中学生の質問箱) 作者:松本 卓也 発売日: 2019/07/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) 私は精神科の入門書を読むのが趣味です。学問として新しいこの分野…

【シリーズ◆世界の思想】ソクラテスの弁明 /プラトン著 /岸見一郎解説【18年夏刊行】

図書館に行ったら「新しく入架しました」の棚にあったので、なんとなく手にとってみました。あまりにも分かりやすくてそのまま借りてきました。 シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明 (角川選書) 作者: 岸見一郎 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日:…

【不可思議医学エッセイ】幻覚の脳科学 見てしまう人びと【感想】

脳神経科医オリヴァー・サックス氏は患者へのインタビューや文通から脳と精神の世界に迫ろうとする著作をいくつも記しています。その中でも「幻覚」に焦点をあてたこちらの書籍を読了しました。 幻覚の脳科学──見てしまう人びと (ハヤカワ・ノンフィクション…

これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学【感想】

評判のいい哲学書ということで購入しましたが、思ったよりずっと素晴らしい本でした。これほどまでに分かりやすい倫理の教科書は初めてです。 これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,…

魔法の世紀【感想】

通ってる大学にすごい人がいるらしいぞ、ということで手に取りました。大学教員でメディアアーティストな落合陽一先生の著書です。 アーティストの頭の中を知ろうと手に取った本がただのポエムで何度舌打ちしたかわかりませんが、本書は非常に面白かったです…