↑サロン風の展示。席についてみると。ん? なんか変だぞ?
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/LeandroErlich2017/
「いつか金沢に行きレアンドロ・エルリッヒ氏の代表作『スイミングプール』を見たい!」 というのが長年の夢でした。憧れの現代美術家、その個展がこんな近くで開催となれば行かずにはおれませんでした。
一言でいうと、こんなに笑い声が聞こえる美術展は初めてでした。
↑鏡張りの試着室かと思いきや。えっそこ通れるの? 頭のこんがらがりそうな迷路。
「見ることのリアル」という副題とおり、見えるものが常識を逸脱してくる不思議な展示だらけでした。どれも感覚的にわかりやすく、体験型で楽しく、誰もが驚いたり笑ったりしていました。撮影OKなのも嬉しいですね。館内はどこも朗らかな雰囲気でした。
入館料が少し高めですが、それによって情熱あるお客さんばかりで、かえって良かったように思います。海外のかたもたくさんいらしてました。
↑水面に映る船。かと思えば水もなければ鏡もない。
二人以上いるとより楽しい仕掛けもたくさんありました。笑いながら見られるので、デートにとてもおすすめです。美術の知識なしでも、好奇心さえあれば楽しめます。子供も楽しそうでした。
もちろん、作品に触れながら視覚と認知について熟考するもよし。様々な人を楽しませる素晴らしい個展でした。
【レアンドロ・エルリッヒ展 : 見ることのリアル】
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/LeandroErlich2017/