キービジュアルの美しいブローチに惹かれ、新橋まで行ってきました。
↑展覧会チラシ。蝶のブローチが印象的です。輝きながら赤い宝石を蒔いているようにも見えます。
キュビズムといえば、ほとんどの人はピカソのことを思い浮かべると思います。私もジョルジュ・ブラックの名前はこの企画展で初めて知りました。ピカソと交流し、晩年はキュビズム表現の立体化に心血を注いだそうです。
キュビズムのことを難解な表現だと思っていましたが、ブラックの図案から生まれた宝飾品たちはわかりやすく、息を飲む美しさでした。最低限の線で表現される蝶や鳥、そのラインの美しさを宝石の質感が教えてくれます。
また、作品のほとんどがギリシャ神話を題材に作られているため「あの伝承をこういう形で表現することもできるんだなぁ」と神話好きとしても楽しかったです。
↑ショップで買ったポストカード。三美神をモチーフにした鳥たちのブローチ。
展示室はさほど広くはなく、気軽に立ち寄れるボリュームでした。宝石が好きなかた、ギリシャ神話が好きなかた、キュビズムの意外な一面を知りたいかた等におすすめの企画展です。