日本一ソフトウェアがニンテンドーSwitch向けに新作を出すそうです。ホラーゲーム『夜廻』の世界観が素晴らしかったので、ぜひ今作もと体験版をダウンロードしてみました。
↑公式サイト。緑が印象的です。
今作も公式サイトと体験版序盤に触れただけで、その世界観の厚みが伝わってきました。『夜廻』に続き、ただでは終わらせない操作チュートリアルが圧巻です。今作はSFということで、操作キャラはロボット、メンター的なキャラクターもAIとなっています。これがすごく人間くさい。主人公のロボットが出会う、物言わぬ弱った少女とは対照的です。
ゲームは主に少女のお世話をするストーリーパートと、そのための素材などを集めに行く探索パートで構成されています。探索パートのシステムは、古いゲーマーだと「チョコボの不思議なダンジョンにかなり似てる」と言えば通じると思います。
↑探索パートのダンジョン。すごい懐かしさがある。
マップはランダム生成、1マスの移動もしくは1アクションを1ターンとして時間が遷移します(これをロボットが戦闘用認知を起動したと表現するあたりも素敵)。レベルが上がるたび二つのパッシブスキルが提示され、そのどちらかを習得して強化していきます。レベル、装備品、ストックに移せないアイテムなどはダンジョン離脱時にすべて精算されリセットされます。
↑公式サイトのスクリーンショット集より。最初は脳死でレア度の高い方を選んでいればいいけれど、そのうちこれが生死に直結していきそう。
『夜廻』で唯一不満があった点といえば、その操作性の悪さでした。うまく走れない少女の弱さやおばけに追われる恐怖を表現する上で仕方なかったのかもしれません。そこに秀でた開発陣ではないのかもわかりません。しかし今作では、1マス1ターン制により、ロボットのか弱さとストレスない操作環境を両立できているように思います。
ダンジョン攻略も少女のお世話も、リソース管理がかなりシビアになりそうです。公式サイトをみると、少女を襲う病魔の数々がかなりていねいに紹介されていました。夜廻のときも思いましたが、この会社には幼女を酷い目にあわせることにロマンを感じる偉い人がいるのでしょうか。ものすごい熱量です。
↑公式サイトより。つらそうなのだけれど見てみたくなる暗い魅力がある
ぱっと見は人類の最後の生き残りみたいですが、この少女が本当に人間だとは、人間側が本体だとは一度も言ってない気がして不安にも楽しみにもなります。
↑体験版の最後
フルプライスゲームとしてはやや高額ですが、『夜廻』はそれを裏切らぬアート作品として私をたのしませてくれました。今回もきっとそうだと、世界観を大切にするゲーマーには強くおすすめできます。発売が楽しみです。
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- 作者:
- 出版社/メーカー: 日本一ソフトウェア
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: Video Game
いま気付きましたがPS4版もでるんですね
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- 作者:
- 出版社/メーカー: 日本一ソフトウェア
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: Video Game