↑背後から射しこむ光、前に落ちる影が先行きの不安さを物語る。
UNDERTALEを少しずつ進めています。毎回感嘆しているのは、その演出の巧さです。
正直なところ、CGのゲームに慣れた身に、ドット絵は退屈なんじゃないかと思っていました。全然そんなことありません。それどころか、テクスチャに頼らない丁寧な表現がどんどん雰囲気を盛り上げてくれます。
視界を奪う猛吹雪のなかで、何かが行く手を阻む恐怖。薄暗い洞窟の入り口で、自分の影に立ちすくむ感覚。うだるような蒸気の熱。色と点でここまで繊細に表現できるとは。まるでその場にいるようです。ナラティブとして私の中に組みこまれていくのを感じます。
「作風にMOTHERの影響がうかがえる」と小耳にはさんだので、そちらもぜひプレイしてみたいですね。
（余談ですが、ネタバレにならないかつ言いたいことが伝わるスクショ撮るのがだいぶ大変です。このゲームはぜったいネタバレしたくない……！）
