緻密な世界観と描写で私たちを引きこんだメイドインアビス、最終話もすごかったですね。 特に素晴らしかったのは、ナナチの今までの行動すべてを説明する、１秒の無駄もない回想シーン。あまりに精巧だったのでずらっとメモしておきます。 【12話回想で説明…

かつて「めっちゃ似てるアニメが同じクールに放送されてる」と話題になっていた二作です。両方とも学園、異能バトル、ヒロインがピンク長髪で炎属性、開幕はヒロインの着替えを覗いてしまい決闘となる……という似通いっぷりです。 「この二つを見比べれば良い…

Twitterでものすごく話題になっていたため、興味本位で見てきました。 本作は１話が「虚無」と話題になったときに見て以来です。 あらすじとしては、 「旧世界の遺物である庭園を発見し、そこを管理するアンドロイドに突然ぱんつを見せられる。ぱんつに照れ…

キービジュアルの寄せ絵を魅力的に思い、ふらっと立ち寄りました。 【アルチンボルド展】 http://arcimboldo2017.jp/ アルチンボルドのシュルレアリスム作品を目的に来ると、素描や習作ばかりで少しがっかりすると思います。どちらかというと「アルチンボル…

表題の個展にいってきました。 【杉戸洋 とんぼ と のりしろ Hiroshi Sugito module or lacuna 】 http://hiroshisugito.tobikan.jp/ 同時開催のボストン美術館展は混雑していましたが、こちらはスッと入れました。まず目に飛びこむのは、エスカレーターを飾…

ロリコンの語源として名高い、ナボコフ著の『ロリータ』を読み始めました。が。 文体が、ものすごく、くどい！ ２ページ目に「読者がまだ私の文体に我慢してくれていればの話だが」という一文が出てくるあたり、著者も自覚があるようです。本当に２ページ目…

※ネタバレがあります １話で引き込まれたので、続きを拝見し、最新話（昨日時点）まで追いつきました。 ロリショタ、ロボ、男の娘、怪力女、ケモなどコアな性癖を網羅した作品だなぁと思っておりましたが。忘れてましたね。リョナのこと。 10話には、ヒロイ…

子どものころ何度も挑んでは挫折したMyst。十数年越しの今日、初めてクリアいたしました。 大人になったんだなぁとしみじみしています。手回し発電機や拷問具などの道具がわかる。線や管は何かを「送るもの」とわかる。レバーやスイッチの意図するところがわ…

今回は感想というより布教です。子どもの頃どっぷりハマってたゲームに再会しました。iPhone版があるなんて知らなかったよ！ 【 SUNSOFT「Myst 日本語版」】 https://itunes.apple.com/jp/app/id328286483?mt=8 ↑薄霧の島がメインの舞台 発売は1993年。もは…

通ってる大学にすごい人がいるらしいぞ、ということで手に取りました。大学教員でメディアアーティストな落合陽一先生の著書です。 アーティストの頭の中を知ろうと手に取った本がただのポエムで何度舌打ちしたかわかりませんが、本書は非常に面白かったです…

先日ツイッターで「新しい魔法少女、どれがソウルジェムかわからなくてセキュリティ意識高い」という冗談を言ったのですが。 ↑武器とソウルジェム以外に宝石がない旧魔法少女たち。ソウルジェムが魔法少女の心臓であることが、デザインからもわかる。 ↑宝石…

ちまちまとストーリーを進めています。 ドラクエの何がすごいってモブの使い方ですよね。ここでのモブは、重要キャラではない、街とかにウロウロしてる大衆のことです。 ↑地元自慢してくれるモブ 新しい街におもむくたび、モブに話しかけることで攻略のヒン…

評判の良さを小耳にはさみ、視聴いたしました。映画と見まごうほどのクオリティですね！ 複雑な世界観ながら、圧倒的な背景美術と小物で冒頭から説明しきる、力強い１話。詳細な説明に入るも、祭や本を利用して飽きさせない２話。すごい構成力です。 個人的…

第２回のフェス、始まりましたね！ このゲームのフェスはお題のどちらか好きな陣営に立ち、陣営の勝敗を競う期間限定イベントです。第１回はマヨネーズvsケチャップでした。 今回のお題はマクドナルドのサイドメニュー。ポテトvsナゲットです。企業プレゼン…

スタンダードなヒーロー洋画にメタネタと下ネタを山盛りした、ジロウ系ラーメンのような作品でした。 本編で主人公も言ってましたが、間違ってデートで観に行った人メシウm……かわいそうです。 それにしてもメタネタと下ネタがこれほど相性の良い組み合わせと…

2017年上半期の直木賞作品、読み終えました。時間を忘れていっき読みしてしまいました。 ざっと粗筋を言うと、恋した男に若い姿で再会するため転生を繰り返す「瑠璃」と、彼女に翻弄される人々の物語です。 文体の素晴らしさについては昨日触れましたが、そ…

第157回、2017年上半期の直木賞受賞作を読みはじめました。 店頭で１ページ目を読み、文体の美しさに一目惚れしての購入。その期待を裏切らずに物語が進んでいきます。華美な単語も奇抜な文法も使っていないのに、時間の流れ、空気感、そういうものが一文ご…