本屋で立ち読みした際、前書きの問題に苦戦してしまい、悔しくてそのままレジへ持っていきました。タイトル通り大人向けの、論理的でわかりやすい文章を書くための指南書でした。
語調がかなり過激なので「落ち着いてください先生」と心の中でなだめながら読み進めました。厳しいですが正論ばかりです。極論すぎるところはフワッと読み流していきましょう。
先日読んだ【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫) がひとつの『文』に注目していたのに対し、本書は一連のまとまりとしての『文章』を重視していました。「長い文章を書くとなぜか伝わらない」「何を言っているかわからないとよく言われる」という悩みを持つ人にオススメです。小説のプロット・梗概がうまく書けない人もヒントを得られるかもしれません。
大人だけでなく、受験で小論文を使う中高生にも適切な参考書たりえると思います。