このたび読み終えたのはこちらの参考書。
前書きに「仕様書のフォーマット作りを試みた」「面白いゲームを作るヒントは載っていない」と記されています。首をかしげながら読み進めると、たしかにその通りでした。ゲームプランニングの教科書というより、会社でプランナーとして生き残るための教科書という感じでしょうか。
少し古い本ということもあり、ここに書かれているゲーム会社の組織構造やビジネスモデルはだいぶ変わってしまったように思います。仕様書や企画書の書き方も、大学等でプレゼンの訓練を受けている人には特に目新しくありません。
本書ですばらしかったのは序章、ゲームの歴史について解説した部分です。ギークのものだったコンピューターゲームが一般家庭に普及したあと、どのように変遷していったかをとてもわかりやすくまとめていました。