なろう系オリジンと名高いゼロ、読み始めました。
- 作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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評判に違わぬ名著です。「ハリーポッターっぽい」と一言で説明できる世界観。魔法と属性、二つ名や使い魔などの厨二力。愛嬌と信念をかね備えた主人公。序盤でヒロインが脱ぐ、決闘で実力以上の相手を負かす、などお約束の置き方も不自然がありません。むしろこの小説からお約束になったものもあるんだろうな……
プロットの流れもきれいです。1話ごと新たな発見や関係性を提示し、少しずつ主人公の心境に変化をもたらす。そんな原則をきちんと守っていて、ダレません。
小説として盤石な構成のうえで、「美少女に下僕扱いされる」という濃厚な性癖を読者に提案しています。つよい。この本には青少年をマゾに導く魔力があるぞ。ちょっとしたエロ小説よりよほど不健全図書じゃないか(褒め言葉です)