千住のコンテンツ感想ノート

美術展・ゲーム・書籍等の感想

【旅するともだち】妖怪ウォッチ ワールド

 妖怪ウォッチが位置情報ゲームをリリースと聞き、正直さいしょは「ポケモンGOのおっかけかー」と思いました。でもTwitterを見てるかぎりなんだか様子が違う……ということでインストールしてみました。

 

 移動して妖怪を探し、ARカメラで補足して戦い、ともだちになる。そこまではポケモンGOと変わりません。このゲームを特徴的にしているのは妖怪とともだちになった後に使う「ヒョーイ (憑依)」システムだと思います。

 

 ともだちになった妖怪は、周囲のプレイヤーに「ヒョーイ 」させることができます。文字通り憑依なので、ともだちはプレイヤーと共に移動していきます。そうしてともだちが辿り着いた場所に「妖怪の木」を植えることで、木を新たな拠点とし、そこからまた「ヒョーイ 」して更に遠くまで旅をすることができるようになります。

 

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↑ヒョーイ 結果画面。私の住んでいる茨城からヒョーイを繰り返し、東京に新たな拠点を立てました。現在は横浜まで拠点が南下しています。

 

 ポケモンGOIngressなどの位置情報ゲームは自分が移動することが前提となっていました。そのためあまり出かけない人、忙しい人、田舎の人には遊びづらいという側面があったと思います。

 逆に妖怪ウォッチワールドはあまり出かけない人の代わりにともだちがヒョーイで旅し、忙しい人は通勤通学で妖怪の運び手となり、田舎の人も都会からきた妖怪を迎えて楽しめるようにできていました。

 

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↑ガチャがあるのも田舎民救済措置なのかもしれません。引くとなぜかお礼を言われます。悪い気はしない。

 

 自分の位置とのリンクだけがARゲームじゃない。そんな鋭い着眼点を持ったゲームだと思います。登場する妖怪たちも可愛いので、ぜひ遊んでみてください。